歯を失った場合、どうすればいいの?
みなさん、こんにちは。
新札幌いった歯科です。
今年は早めに春が訪れるかと思いましたが、もう少し先になりそうな気候ですね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいですし、インフルエンザもまだ流行していますので、
気を付けて過ごしていきましょう。
さて、今回は『歯を失った場合の治療』についてお話します。
何らかの理由で歯を失った場合、どのように治療すればよいのでしょうか。
もしかしてそのまま放置している方は、いらっしゃいませんか?
では、歯を失ったまま放置しているとどうなるでしょうか。
〔1〕歯がなくなったスペースに、噛み合う歯が伸び出てきてしまう
〔2〕抜けた歯の隣の歯が傾いてしまう
〔3〕噛み合わせが悪くなり、肩こりや顎関節症など全身にも悪影響を及ぼす
〔4〕見た目が悪くなり、顔の形も変貌する
〔5〕顎の骨がなくなり、歯茎が下がってしまう
〔6〕上手く噛めず、消化器官に悪影響を及ぼす
〔7〕発音がしにくくなる
などの症状が出てきます。
ではこれらを防ぐために、どうすればよいのでしょうか。
大きく分けると次の4種類をご提案します。
■ブリッジ
隣同士の歯を削って、つながった冠で歯を作っていく方法です。
健康な歯を削るというデメリットがあります。
■部分入れ歯
取り外し式の歯を入れる方法です。
■親知らずの移植
噛み合わせに参加していない親知らずがある場合には、
その親知らずを移植して利用することができる場合があります。
■インプラント
インプラント体を顎の骨に埋めて、その上に歯を立てる方法です。
天然歯の噛む力が100%とすると、部分入れ歯は20~30%程度、ブリッジは60%程度ですが、
なんとインプラントは、ほぼ100%に近いと言われています。
お口の状況によって選択肢は限られることもありますが、
インプラントは歯を失う前と同じように、お食事を楽しんでいただけます。
興味がある方は、ぜひご相談ください。
とはいえ、歯を失うことがないのが一番です。
歯を失う2大原因は『歯周病』と『むし歯』です。
特に歯周病は痛みがなく進行する病気で、痛みが出たときにはかなり進行していることが多いです。
歯周病を重症化させないためには、早期発見・早期治療が大切です。
早期に発見するためには、定期的に歯科を受診しチェックを受けましょう。
ご自身の歯を守れるのは、自分だけです。
いくつになってもご自身の歯でお食事を楽しみ、笑顔で毎日を過ごしていただくためにも、
最近歯科を受診していない方は、早めに受診をしましょう。