摂りすぎ注意。お酢が歯に与える影響とは?

こんにちは。お天気の3ヶ月によると、今年も暑さが厳しい夏になりそうですね。

さて、夏になると食欲も落ちてさっぱりしたものが食べたくなりませんか?

さっぱりしたものというとお酢が浮かんでくる方も多いと思いますが、お酢は料理にコクと酸味を加えたり、健康効果で注目されたりと、私たちの生活に欠かせない存在となっています。

しかし、そんなお酢が実は歯にとって悪影響を与える可能性があることをご存知でしょうか?


今回は、お酢が歯に与える影響について、お話しします!

<実は、酸蝕歯の原因となる!>

お酢は酸性の性質を持っていて、歯の表面のエナメル質が溶け出す「酸蝕歯(さんしょくし)」という状態を引き起こしてしまう可能性があります。

エナメル質とは、歯の一番外側にある硬い組織で、むし歯や酸から歯を守ってくれています。しかし、酸蝕歯によってエナメル質が溶け出すと、歯がしみるようになったり、透明になったりするだけでなく、むし歯にもなりやすくなってしまうのです。


<特に注意が必要な方>
下記の項目に当てはまる方は、特に注意が必要です。
★お酢を日常的に摂取している方
→ドレッシングや酢の物・飲むお酢など、お酢を日常的に摂取している方は、酸蝕歯のリスクが高くなります。
★歯ぎしりや食いしばりをする方
→歯ぎしりや食いしばりをする方は、歯に強い力が加わるため、エナメル質が削れやすくなります。
★唾液の量が少ない方
→唾液には、歯を酸から守る作用があります。唾液の量が少ない方は、酸蝕歯のリスクが高くなります。


<お酢を安全に楽しむために…>
では、どうすれば歯に悪影響を与えずにお酢を摂取できるでしょうか。
お酢を上手に食事に取り入れ、歯を守るためには、以下の点に注意してみましょう!
★お酢を飲む場合は、水で薄める
→お酢を飲む場合は、水で薄めてから飲むようにしましょう。
★お酢を摂取した後は、すぐに歯磨きをする
→お酢を摂取した後は、30分程度待ってから歯磨きをするようにしましょう。
★フッ素配合の歯磨き粉を使う
→フッ素配合の歯磨き粉を使うことで、エナメル質を強化することができます。
★定期的に歯科検診を受ける
→定期的に歯科検診を受け、酸蝕歯の早期発見・早期治療を受けましょう。


お酢は上手に摂取すれば健康に良い効果をもたらしてくれます!しかし、摂取の仕方によっては歯に悪影響を与えてしまう事もあるので、今回お伝えした点にぜひ気を付けていただきながら、お酢と上手に付き合って暑い夏を乗り切りましょう!

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