歯垢や歯石がないお口になろう!
みなさん、こんにちは。
新札幌いった歯科です。
秋の色付きを見せていた木々も葉を落とし、冬の訪れが感じる季節になりましたね。
冷え込みも一層増してきますので、体調を崩さないように注意していきましょう。
大根やニンジン、レンコンなどの根菜類は体を温めますし、
これからはお鍋が美味しい季節になりますので、体を温める食事をし免疫力をあげていきましょうね。
さて、みなさんは『歯垢』と『歯石』の違いについて、ご存じですか?
歯垢(プラーク)とは、歯の表面についた白くねばっとしたやわらかい汚れです。
歯垢は「食べかす」などの単なる汚れではなく、細菌の塊で、
1mgの歯垢には、およそ300種類、1億個の細菌が存在しています。
しかも、歯垢は粘着力があり、水で溶けることもないため、うがいなどで取れません。
歯垢をしっかり除去するためには、ブラッシングなどで丁寧に磨き落とす必要があるのです。
特に奥歯の溝、歯と歯の隙間、歯と歯茎の境目などは歯垢がたまりやすいので
意識して丁寧にブラッシングをするようにしましょう。
『歯石』とは、歯みがきで取り切れなかった歯垢が、
唾液に含まれるカルシウムなどと結びついて、石のように硬くなったものです。
歯の表面はきれいに見えていても、下の前歯の裏や奥歯のほほ側、
さらには歯茎の中に歯石が付くこともあります。
また歯石は歯垢とは違って歯にこびりついているため、ご自身で取ることができません。
歯石を無理やり取ろうとすると歯や歯茎を傷つけてしまいますので、
必ず歯科医院で除去をしてもらいましょう。
歯垢や歯石を放置すると、むし歯や歯周病、口臭の原因になります。
歯と歯茎の隙間に歯垢や歯石がたまると、細菌が『歯周ポケット』をつくり、さらに奥へと侵入します。
細菌は歯肉に炎症を引き起こし、骨を支える歯が溶け最終的には歯が抜けてしまうのが『歯周病』です。
歯周病は自覚症状がなく進行するので、重症化するまでなかなか気付くことができません。
気が付いた時にはかなり進行していて、歯が抜ける手前だった…ということにならないよう、
普段からご自宅でのセルフケアと歯科でのプロケアの習慣を身につけましょう。
ご自宅でのセルフケアでは、歯ブラシだけではなくデンタルフロスや歯間ブラシを使用し、
お口の汚れを除去しましょう。
ご自身の歯みがきに不安がある方は、お口に合わせた適切なアドバイスを行いますのでご相談ください。
歯科医院での定期的なメインテナンスでは、歯石をしっかり除去し、むし歯や歯周病のチェックを行います。
治療が必要な場合も早期に発見できます。
セルフケアとプロケアを行い、歯垢や歯石のない健康なお口を維持していきましょう。