歯科への通院が困難な方へ、訪問診療について
みなさん、こんにちは。
新札幌いった歯科です。
温かい日、寒い日の気温差が激しく、
体が追いついていかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
関東では10月も終わりだというのに、25℃を超える夏日になる日もあり驚きますよね。
体調管理が難しい気候ですが、健康な毎日が過ごせるよう
栄養バランスの良い食事・十分な睡眠・適切な運動を心がけましょう。
さて、今回は当院で行っている『訪問歯科診療』についてご紹介します。
当院ではお身体が不自由であったり、寝たきりなどで通院が困難な方を対象に、訪問診療を行っています。
訪問歯科診療専属の歯科医師、口腔ケアを行う歯科衛生士、
歯科技工士や介護福祉士の資格を持つ者による特別チームで伺い、歯科診療を行います。
昨今、肺炎の死亡率が上がっており、予防の重要性が問われています。
その中でも高齢者は『誤嚥性肺炎』のリスクが高くなります。
誤嚥性肺炎とは、お口の中の細菌が肺に入り炎症を起こす病気で、
飲み込みが上手く機能せず、本来気管に入ってはいけないものが入ってしまうことで起こる肺炎です。
多くはお口の中の細菌が肺に入ってしまい、肺炎を引き起こします。
食べ物や飲み物を飲み込んだ時に、食道から胃に送り込むことを『嚥下(えんげ)』と言いますが、
この嚥下機能が低下すると、誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。
お口の中を清潔に保つこと・正常な嚥下を行うことが誤嚥性肺炎の予防策になります。
「口腔ケア」はお口の細菌数を減らし、正常な嚥下が出来るような訓練を行いますので
誤嚥性肺炎の予防には高い効果を示します。
また食べづらい、食べられないと訴えられる方も多いです。
入れ歯が合わなくなった、入れ歯が壊れてしまった、入れ歯が痛い、
歯が痛いなど様々原因や症状があります。
ひとつひとつ確認をしながら、また患者さんの体調を見ながら無理のない治療を行っていきます。
歯は「食べる」という行為だけではなく、「話す」や「笑う」など、
人が元気になるために重要な役割を持っています。
一人でも多くの方が元気に過ごしていただけるよう、歯科治療や口腔ケアを行っています。
まずはお口の中を確認したうえで、今後の治療について説明と相談をします。
ご理解いただいた治療方針に基づき、患者さんに合った治療を進めていきます。
お口や身体の健康を維持していくために、定期的なケアをお勧めします。
訪問診療にご興味がある方は、是非一度お問合せください。