9月16日は敬老の日

9月16日は敬老の日です。

日頃お世話になっているおじいちゃん、おばあちゃんに感謝の気持ちを伝えたいですね。

ところで、
みなさんのおじいさん、おばあさんは今でもご自身の歯でしっかりお食事を楽しめていますか?
柔らかいものばかり食べていませんか?



食事は、私たちの人生を豊かに彩るものです。

いつまでもご自身のお口でしっかり食事を摂っていただきたいですが、年齢とともに口腔機能が低下し、
お食事を楽しめなくなってくる方も多くいらっしゃいます。
 
「8020運動」をご存知でしょうか?
8020運動は、80歳になっても自分の歯を20本以上残しましょう!という運動です。

20本の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛み砕くことができ、
不自由なくお食事を楽しめると言われています。ご自分の歯で食事を楽しめることは、
生活の質を向上させてくれる大切な要素といえるでしょう。


8020運動は「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めて始まったのですが、
歯の健康は単に食事をするためだけではなく、身体の健康にも大きく影響します。
歯の健康が損なわれると、以下のような影響があります。


味覚の変化
歯周病などによって、歯を支えている歯周組織が炎症を起こすと
味覚神経が圧迫されて味覚が鈍くなることがあります。


咀嚼機能の低下
歯が失われたり、歯周病によって歯がぐらついたりすると、しっかりと噛むことができなくなります。
そのため、食事に時間がかかり、満足感が得られにくくなるだけでなく、消化不良や便秘の原因になる
こともあります。


栄養バランスの乱れ
歯が痛む、噛みづらいなどの症状があると、硬いものや繊維質の多い食べ物を避け、柔らかいものばかり
食べる傾向があります。これにより、必要な栄養素が不足し、栄養バランスが崩れてしまう可能性があります。


では、どうすればいつまでも美味しく食事を楽しむことができるのでしょうか。
歯の健康を保つために大切なポイントをまとめました!


① 定期的な歯科検診: 定期的に歯科医院で検診を受け、歯周病などの早期発見・治療を行いましょう。
② 正しい歯磨き: 歯ブラシの選び方や磨き方、歯間ブラシの使用など、正しい歯磨き方法を心がけましょう。
③ 食生活の改善: 硬いものや粘着性の高いものは避け、バランスの取れた食事を心がけましょう。
④ 入れ歯の適切なケア: 入れ歯を使用している場合は毎日清掃し、定期的に歯科医院で調整しましょう。
⑤ 口腔乾燥症対策: 口が渇きやすい場合は、水分をこまめに摂ったり、人工唾液を使用したりしましょう。

そして何よりも家族や友人と食事をすることは、心の栄養になります。
共に食卓を囲む時間はかけがえのないものです。
今年の敬老の日には、ご家族との大切なひとときを過ごし、
お口の健康についてお話をするのも良いかもしれません。

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